お世話にならないことを祈っていますが(笑)、もしも体調を崩したり、病気になったりした場合のために、こちらでこばやしクリニック(内科)を開業されている小林秀一先生から全面的なサポートをお約束いただいています。
こばやしクリニックは、後半我々が泊まるホテルから車で10分ほどのところ。英語が第2言語である人が多いベイエリアでは、日本語、中国語、韓国語等、それぞれの言葉で受診できるように日本人、中国人、韓国人等のお医者さんや歯医者さんもたくさんいます。 ついでに紹介すると、医療以外にも、カーディーラー、電話会社、銀行の窓口(口座開設)、スーパーマーケット、運転免許(筆記試験)、旅行会社、不動産会社、日本食レストランなどなど非常に多くのサービスが、必要ならば日本語で得られます。ただしこんなにいろいろあるのはアメリカの中でもごく限られた地域のみで、ベイエリアもそのひとつだということです。 海外生活ビギナーには最適、なわけですが、こんなに甘やかされているとなかなか英語が上達しないという問題も・・・。 #
by tusvtour
| 2007-04-18 13:34
| 一般連絡
シリコンバレーと言われる場所がどれだけ特殊であるか。
なぜシリコンバレーに東北大学USオフィスを作ったか。 そしてなぜこのシリコンバレーという場所で学生インターンシップ研修をやることになったか。 シリコンバレーというところは、科学技術のオリンピックを年中やっているようなところです。世界中から才能が集まり、競い合う中で新しい技術やイノベーションが生まれている、そういう場所です。 こういったことは、多くの書物やウェブサイトで言われていることでもありますが、表面だけ見ても、つまり外側だけから見ても中身はわかりません。実際にいろいろな所を訪れて、インサーダーの話を聞くことで、初めてある程度実感できることでもあります。本当に実感するにはおそらく数年は滞在する必要があるでしょう。 ただ、たとえ数日でも実際に体験することには、大きな意義があると思います。その意義のためにも、何度も言っていますが綿密な準備が必須条件です。 ひとたびこちらに来れば、スケジュールはどんどん過ぎていきます。それぞれのセッションをしっかり消化するために、何度もイメージトレーニングをしておいてください。 #
by tusvtour
| 2007-04-16 13:42
| 一般連絡
ITベンチャー、バイオベンチャーなどと言いますが、ベンチャーとはいったいどういうもので、大企業とはどう違うのでしょうか?
ベンチャー企業の定義というのは人それぞれいろいろありますが、Wikiによれば「新技術や高度な知識を軸に、大企業では実施しにくい創造的・革新的な経営を展開する中小企業を指す」といった感じであれこれとまとめられていますので、参照してください。 新しい技術を開発し、それをもとに新しい事業を興そうと考えたときに、株式会社という形にするのが最も都合がよいと考えられているわけです。上で中小企業というのは、まだ大企業ではないという意味であって、必ずしも正確な表現とはいえません。将来大化けする可能性を前提に起業された会社とでもいいましょうか。 例えばこのあたりにはいい肉屋さんがないから新しい精肉店を開こう、という場合、店は繁盛するかも知れませんが、それ以上のことはあまり望めません。大化けする可能性が非常に低いので、これはベンチャーとは言い難いわけです。(だから肉屋さんがつまらない商売だと言っているわけでは決してありません、ほとんどの商売は我々の暮らしにとってとても大事だから存在するわけですし) ちょっと極端な言い方をすれば、ベンチャーというのは世界を変える、あるいは産業界の構造を変える、そういった可能性を秘めた会社ということになります。 ちなみに英語では、この意味でventureという言葉をあまり使いません。ベンチャー企業に投資する会社をventure capitalと呼びますが、投資される会社そのものは、普通はstart-upなどと呼ばれます。 ベンチャーがどうやって始まるかということですが、大学や既存企業の中で、誰かが新しい技術を思いついたとします。それが非常に有望なものであれば、新たに会社にしてその技術を育てていく価値があるかも知れません。その技術を開発もしくは発明した人の意思が強ければ、あるいはそれを知った誰かが強く後押しすれば、そのための投資を募ることになるでしょう。 ITベンチャーの場合、初期投資額はそれほどたくさん必要としないので、いわゆるエンジェル投資家(個人で多額の資産を有し、かつ投資活動を行う人。以前は自分も起業家であった場合も多い)が何人かで投資をし、研究開発の進展にしたがって、より大きな資金を有するベンチャーキャピタルも巻きこんで事業を進めていきます。 バイオベンチャーの場合、開発期間の長さ、および実験施設などで初期投資額がたくさん必要なので、最初からベンチャーキャピタルの投資を受けることが多いですが、エンジェルが関与する場合もあります。 ともあれ最初のうちは、会社の株式と交換に、いうわゆる「投資家」からの投資を受けますが、あるところからは大手企業との提携によって運転資金を調達することも多いです。この場合、普通は新たな株式を発行しなくてもよいので、会社の所有権という点で、創業者の持分が減らなくてすみます。これは将来株式を上場したり、会社を売却する場合に非常に重要な点なのです。 ベンチャーは通常、ある技術に「かけて」いますので、それが失敗することは即、会社の終わりであることも多々あります。常にそんな緊張感の中で働いているわけですが、それにもかかわらず、シリコンバレーの人たちはいつも前向きに仕事をしています。 なぜそんなに楽天的でいられるのか、そしてそんな不安定そうなところでなぜやっていけるのか、実際にこちらに来て、そのあたりをぜひ感じ取ってもらいたいと思います。 (赤間) #
by tusvtour
| 2007-04-16 12:55
| 一般連絡
UC Berkeley見学の際、CITRISの本部で、CITRISについてのoverviewを説明していただけることになりました。
CITRISというのは、Center for Information Technology Research in the Interest of Societyの略で、UC Berkeley、UC Davis、UC Santa Cruz、UC Mercedの4校が中心となって、産官学が協力して進めている非常にユニークなプロジェクトです。その中でもUC Berkeleyが核となっています。 実際に何をしているのかというと、「社会が直面する数々の問題の解決に向けて、情報科学技術をどの様に応用するか、また技術のもたらす負の側面にいかに対応するか」について、環境・エネルギー・防災・医療・教育等の具体的なテーマを軸に、情報技術の研究者だけでなく、幅広い分野の研究者、企業技術者、政府行政機関、市民の方々の知恵を集積し、研究・実証していくということです。 CITRISは2001年に発足して、工学・科学・社会学・法学・情報処理・医療・MBA等々の分野から300人以上の研究者が参加し、また100を超える企業や政府機関が加わって、多くの研究プロジェクトが進められているようです。 CITRIS本部がある建物は、Hearst Memorial Mining Buildingといって、2002年にリフォームされましたが、UC Berkeleyの数ある建物の中でも特に美しいもののひとつとされています。このあたりの関連記事はこちらを参照してください。 #
by tusvtour
| 2007-04-10 13:00
| 予習事項
シリコンバレーには、世界中の国から人が集まってきています。そして出身国ベースのコミュニティがたくさんあると言われています。
しかし日本人は、ずっと人数が少なかったことなどもあり、そういった活動があまり活発ではありませんでした。しかし2002年あたりから一気に活性化され、現在に至るまでいくつかのネットワーク活動が活発に行われてきています。 みなさんが、もしも将来シリコンバレーに来ることを考えた場合、こういったところからも多くの情報が得られます。多くはメーリングリストがあるので、登録しておくと、シリコンバレーでどんなイベントが行われているのかが、リアルタイムでわかります。以下にそれらを紹介しておきます。 SVMF (Silicon Valley Multimedia Forum) SVJEN (Silicon Valley Japanese Entrepreneur Network) JTPA (Japanese Technology Professionals Association) JBC (Japan Bio Community) #
by tusvtour
| 2007-04-09 08:48
| 一般連絡
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